診療案内
一般外科
避妊・去勢手術やケガの治療をはじめ、腫瘍切除などの一般外科診療を行います。
※ 当院の設備で対応できない疾患の場合は、適切な医療機関をご紹介いたします。
- 術中・術後の痛みを極力軽減
- 手術を安全に行うため、そして手術中および手術後の「痛み」の苦しみを極力軽減するために、動物の種類や年齢に応じた効果的な薬剤を選択し、積極的に鎮痛剤を使用しています。
- 手術前検査により麻酔リスクを確認
- 手術前に検査をおこない、安全に麻酔がかけられる状態かどうか確認します。手術・全身麻酔によるリスクを最小限にし、安全を実施します。
- 飼い主様への説明の徹底
- 手術を行うことのメリットやデメリット、合併症やリスク、手術後の過ごし方、その後の処置、費用、入院期間などを詳細にご説明いたします。
当院で行う手術
- 軟部外科(避妊・去勢手術など)
- 腫瘍外科(体表、体腔内、各所腫瘍摘出)
- 口腔処置(歯石除去、抜歯処置など)など
避妊・去勢手術
オスでは精巣を摘出する手術(去勢手術)、メスでは卵巣と子宮を摘出する手術(避妊手術)を行います。
避妊・去勢手術のメリット・デメリット
手術のメリット・デメリットをしっかりと理解・把握したうえで、手術を行うかどうか判断することが大切です。
メリット
- 不要な妊娠を防ぐ
- 望まれない繁殖を防ぎ、捨てられる動物を減らすことに繋がります。
- 病気を防ぐ
- 中年過ぎの性ホルモンのバランス異常が関与しているとされる病気予防につながります。
【オス】
- 会陰ヘルニア
- 肛門周囲腺腫
- 前立腺肥大
- 精巣腫瘍
- 乳腺腫瘍
- 子宮蓄膿症
- 卵巣腫瘍
- 「しつけ」に良い
- 発情期の動物自身のストレスをなくすことや下記の問題行動の抑制につながります。さらに、しつけしやすくなるという効果もあります。
- マーキング
- マウンティング
- 無駄吠え
- 威嚇
デメリット
- 繁殖ができなくなる
- 太りやすくなる
手術の流れ
- 手術前の検査
- 手術前日以前に、麻酔が安全にかけられるかどうかの身体検査と血液検査(+レントゲン)を行います。
- 結果のご説明と予約
- 結果のご説明と手術についてのご説明をします。
- 手術日
- 基本的には、朝にお預かりして、夜にお迎えに来ていただく日帰り手術となります。
- 手術前の検査
- 10~14日後に傷口を確認して抜糸をします。
- 麻酔の覚め具合や、体調によっては入院をお勧めする場合もあります。
麻酔について
手術の全身麻酔は、安全性の極めて高い方法を選択して行います。
また、手術自体も危険性の高いものではありません。しかし、全身麻酔下の手術ですので危険性はゼロではありません。アメリカのデータによると健康な犬の場合でも5000頭に1頭の確立で麻酔の副作用がでることがあるといわれています。
当院では、それらの危険性を回避するために『手術前の血液検査』を実施しています。